フェブラリーステークス(4歳上・GI・ダ1600m)は出走馬のローテーションが多彩だ。マイルという距離もあって短距離路線を歩んできた馬と中距離を主戦場とする馬が激突。さらに地方交流重賞はもちろん、年によっては芝からの転戦となる馬も珍しくない。そこで過去10年を対象にローテーション別の成績をチェックしたい。
出走馬が最も多い
ステップレースは根岸Sだ。ただ、成績は【4-2-3-43】の勝率8%、複勝率17%、回収率は単複ともに40%だから物足りない。注目は根岸Sの着順で、勝ち馬は【4-1-1-2】、2着は【0-1-2-2】、3着以下は【0-0-0-38】だから、非常に分かりやすい。したがって根岸Sの勝ち馬は◎、2着馬は○、3着以下は×という扱いで良さそうだ。
続いて東海S(今年からプロキオンS)から挑んだ馬は【3-1-1-15】の勝率15%、複勝率25%。16年には7番人気の
アスカノロマンが3着、そして昨年は11番人気の
ペプチドナイルが勝利しているので、人気薄にも一応は注意を払いたい。
チャンピオンズC組は【3-3-2-9】の勝率18%、複勝率47%。10着以下だった馬が【2-0-2-3】の好成績なので、全馬押さえるぐらいの気持ちでいきたい。他では前走が地方だった馬は【0-3-3-44】の勝率0%、複勝率12%。地方と東京マイルの流れの違いに戸惑うのか、苦戦を強いられている。一方、前年の
武蔵野Sに出走していた馬は【4-3-6-27】の勝率10%、複勝率33%と好成績なので覚えておきたい。
以上から根岸S覇者の
コスタノヴァが中心となる。相手は手広く。チャンピオンズC組の
アーテルアストレアや
ガイアフォースは必ず押さえておきたい。