スマートフォン版へ

“大井の帝王”的場文男騎手が引退会見「出来すぎなぐらいの騎手人生」 一問一答

スポーツ報知
  • 2025年02月17日(月) 19時37分
1 6
 2月14日に引退を発表した的場文男騎手(68)=東京都騎手会=の引退記者会見が2月17日、大井競馬場で行われた。地方競馬通算7424勝を挙げ、3月31日付で51年5か月に及ぶ騎手生活にピリオドを打つ。勝負服で会見場に現れた“大井の帝王”は、最後までファンと、自らを育ててくれた大井、地方競馬への感謝を語った。記者との一問一答は以下の通り。

―引退を決めての心境は

「ここまで乗れるとは思っていなかったし、51年と5か月という長い間、お客様や関係者のみなさんに応援していただいた。感謝の気持ちで一杯です」

―引退を決意したのは

「60歳を過ぎたあたりから、もうそろそろとは考えていた。佐々木竹見さんの国内最多勝記録、7151勝を抜くまで、もう少しだという目標があったから還暦過ぎても乗ってこられた」

―膝のけがの具合は?

「2月に膝の靱(じん)帯を痛めた。もう、靴下を履くだけでも大変でしたね。昨年の7月に復帰した時は、ゲートを出て、自分の足の曲げ伸ばしができなかったので、もうダメだなと感じました。いまは、普通に生活するには問題ありません」

―印象に残っている馬、レースは?

帝王賞を3回勝つことができた。とくに、コンサートボーイで勝った97年うれしかったですね」

東京ダービー制覇の夢はかないませんでした。

「たしかに、東京ダービーは勝ちたかったですね。でも、2着10回というのも、なかなかの記録だと思っています。93年にはブルーファミリーで参戦して5着でした。そこまで負けなしできていたので1番人気だったのに、期待に応えられませんでした。枠によっては勝てたのでは、と思って印象に残っています」。

―今後のやりたいことや、予定は?

「これまで、一番やりたいことはレースで勝つことだった。もう精一杯やったし、出来すぎなぐらいの騎手人生だった。これからは一般人になる。ファンとしてスタンドから応援をしたい」

―ファンのみなさんへのメッセージは

「コロナの頃は一生懸命にレースをしても、ガッツが出ない感じがした。やはり、ファンの声援があってこその競馬。大井競馬場はいい場所にあるし、たくさんの方が競馬場にきてくれることが、騎手の力になる。本当に最高の競馬場でした」

スポーツ報知

みんなのコメント 1件

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す