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【サウジC】フォーエバーヤング“世界征服”へ照準 コンディション面に一切の不安なし 矢作師期待「ピークです」

デイリースポーツ
  • 2025年02月18日(火) 06時00分
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 「サウジC・G1」(22日、キングアブドゥルアジーズ)

 今年も中東の地で世界最高賞金レースが繰り広げられる。1着賞金は1000万ドル(日本円で約15億7000万円)。日本のエース格は、昨年同じ地で行われたG3サウジダービー覇者の4歳馬フォーエバーヤング。矢作師は23年パンサラッサに続く2度目のVを目指す。日本勢は他にも同世代の東京ダービー覇者ラムジェットに加え、高木厩舎のウィルソンテソーロウシュバテソーロの精鋭2騎もスタンバイ。強力4頭がビッグタイトル奪取を狙う。

 あの興奮を再び-。2年前、パンサラッサで世界の強豪を完封してみせた“世界のYAHAGI”が送り出すのは、4歳牡馬のフォーエバーヤング。国内では5戦無敗を誇り、ケンタッキーダービー、BCクラシックで3着に健闘。日の丸を背負って砂上の最前線で戦い続けた国内最強ダートホースが、世界最高賞金レース獲りを狙う。

 前走の東京大賞典では日本の古馬と初対戦だったが、ものともせず快勝。史上4頭目の3歳馬Vを果たしてみせた。主戦の坂井は「日本で負けられないと思っていましたし、とりあえずホッとしました」と、期待通りの走りに安どした。そして、「3歳で東京大賞典を勝つことは普通に考えればハードルの高いことですが、この馬にとっては全然そうでないことです」と、世界王者を目指す人馬にとっては造作もないことだったという。

 その後は在厩で順調に調教を消化。国内最終追い切りとなった12日は、栗東坂路でサウジダービーに出走するミストレス(3歳オープン)と併せ馬を行い、馬なりで軽やかに半馬身先着を決めた。矢作師が「在厩調整ができたのは大きいね。ピークアウトしないようにと思うくらい、ピークです」と話せば、またがった坂井は「何も問題なく終えられました」とうなずき、荒木助手も「状態を上げられている。気持ちも体もしっかり仕上げられました」と好ジャッジ。“世界征服”に向け、コンディション面に一切の不安がない。

 明け4歳。晩成だった父リアルスティール同様に、年齢を重ねてみるみるパワーアップしている。荒木助手は「背はもともとありましたが、骨格的にそれに見合う筋力がついてきました。ボリュームアップしていますね」と、確かな成長を感じ取っている。父が初めてG1タイトルを手にしたのが4歳時。今年はさらなる活躍を予感させる。

 勝てば1着賞金1000万ドル(約15億7000万円)をゲット。円安の影響で、円換算では2年前の賞金を2億円以上上回るものだ。充実感漂う今、もはや勝っても驚きはない。中東の地でもう一度、日の丸をはためかせてみせる。

提供:デイリースポーツ

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