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【地方競馬】ジャナドリアが無傷の3連勝で重賞初制覇

デイリースポーツ
  • 2025年02月19日(水) 18時46分
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 「雲取賞・Jpn3」(19日、大井)

 ダートクラシック戦線に本格派が現れた。単勝1・6倍の断然支持に応えたジャナドリアが、好位から抜け出し無敗のまま初の重賞制覇。2着に2番人気のグランジョルノが入りJRA勢のワンツー決着。ともに「第70回羽田盃・Jpn1」(4月29日・大井)への優先出走権を獲得した。3着には逃げた3番人気の大井・スマイルマンボが粘り込み、4着した6番人気の大井・ペピタドーロとともに、こちらも同レースへの優先出走権をゲットした。

 無傷の3連勝を決めたジャナドリアが、ダートクラシック本流へ名乗りを上げた。

 スタートで若干の立ち遅れ。ハイセイコー記念勝ち馬のスマイルマンボが主導権を奪うと、出負けを挽回するように好位4、5番手へ。向正面に入って少し行きたがったが、ルメールがうまくなだめて外めを追走。直線ラスト200メートル手前で懸命に粘るスマイルマンボに外から襲いかかり、これを難なくクリア。最後はグランジョルノの猛追も余裕で抑えた。

 地方での重賞は20年兵庫CS(バーナードループ)、南関東重賞は同年ダイオライト記念アナザートゥルース)、さらに大井の重賞ではジャナドリアの父ゴールドドリームの勝った18年帝王賞以来の久々の勝利に、さすがの名手も「なかなか勝つことができなかったからね。きょうはうれしいよ」と破顔一笑だ。

 「スタートが上手じゃないのでゲートは反応しなかったけど、すぐにいい脚でいいポジションが取れた。掛かった?まだフレッシュだからね」とうなずいた。デビュー戦以来のコンビに「パワーアップしていたね。距離は延びても大丈夫。トップレベルに行ける馬。楽しみだよ」と太鼓判だ。

 レース前には「この馬で東京ダービーを勝ちたい」と話していた武井師もうれしそう。それほどの期待を寄せる好素材に「ダートの中距離馬として理想的。パワー、持続スピード、メンタル。全てにおいていいです」とベタ褒めだ。昨年はハビレを擁して羽田盃4着、東京ダービー5着と善戦止まりだったが、昨秋の菊花賞アーバンシックで3歳クラシック初制覇を果たした44歳の若きトレーナーは、今年はダートで!と意気込む。「状態を見ながらになりますが、南関3冠へ行くことになるでしょう」とキッパリ。期待の膨張度は青天井だ。

提供:デイリースポーツ

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