「サウジC・G1」(22日、キングアブドゥルアジーズ)
一昨年、昨年と取材していた先輩方に聞いていた通り、広大な砂地にポツポツと建物が点在しているという、日本では見慣れない景色が広がっている。まるでちょっと前にはやった日曜劇場(あれはモンゴル周辺だったけど)。これだけ砂地が多いと、走っている車は砂まみれ。学生時代にレンタカー店で働いていた私にとって、どこかモゾモゾするような、泥だらけの車が行き来していた。お駄賃をくれれば洗車してあげるのに。
砂といえば、キングアブドゥルアジーズの馬場。かつて
パンサラッサや
ミシュリフがサウジCを制したように、芝馬でも走れる砂質だったが、昨年は力を要す馬場に。さて、今年はどうか。
ラムジェットを送り出す佐々木師が「グリップが利くし、スピードのない馬には厳しい印象」と話し、
フォーエバーヤングの荒木助手は「厩舎に帰って蹄(ひづめ)の裏を見るとビッシリ粘土質のものがついていた」と振り返る。ならば、一昨年の通りか。
ただ、これでも雨が降っていた2~3日前と「色が変わっている」とは関係者で、さらに乾くとなれば
パワー寄りになるかも。つぶさにチェックして最終的な
ジャッジを下したい。(デイリースポーツ競馬担当・山本
ユウキ)
提供:デイリースポーツ