「兵庫ユースカップ」(20日、姫路)
2番人気の
エイシンハリアーが2番手から4角先頭で押し切り、重賞初制覇を成し遂げた。2着は4番人気の
ラピドフィオーレが直線で大外を伸び、3着には3番人気の
ラズライトタッカーがゴール前で内から浮上して続いた。1番人気の
リケアマキアートは逃げるも4角で失速して最下位の6着に敗れた。
スタートからハナを争った高知の
リケアマキアートを退けて、地元の
エイシンハリアーが押し切った。「ゲートが課題なので、大外枠で最後に枠入りだったのが良かった。ずっと中1週のローテでも元気で力はある」と坂本和師。1月にホッカイドウから転入して4戦目で結果を出した。
鞍上の
小牧太にとっては見た目ほど楽なレースではなかった。「折り合いをつけて乗れなかったので、マークというより競っていた。それでも、かなりの力を出せた」。姫路での重賞勝利は兵庫復帰後初で、2002年10月の姫山
菊花賞以来となる。
次走は未定だが、この勝利で選択の幅は広がる。「今後はオーナーと相談して。小牧騎手は長い距離への手応えを感じている。先手を取って自分のリズムで競馬をするのがいいのかな」と坂本和師。今回は余裕を残した仕上げで重賞V。再び中1週で1800メートルの兵庫
若駒賞(3月6日・姫路)への可能性も秘める。
提供:デイリースポーツ