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ファクターの中から展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出していく「G1展開王」。今年のG1戦線開幕を告げる「フェブラリーS」で東京・後藤光志が先陣を切る。狙うのはスピードとしぶとさを存分に生かせるあの馬だ。
逃げ馬&先行馬多数のメンバー構成で、序盤から展開を読むのが難しい。あれこれ考えたくなるが、シンプルにイメージしてみたい。主導権を握るのはブリンカー効果が見込める
ミトノオー。すんなり先行できればしぶとい
サンデーファンデー、
エンペラーワケアが好位を形成。これに
ウィリアムバローズ、
ヘリオスが絡んでいくとハイペース必至。前にためて良さが生きる馬はおらずペースは緩まないまま直線へ。最後は強力先行馬が粘るところに、差し馬が強襲する見立てだ。
◎は連覇を狙う
ペプチドナイル。今年も好走条件がそろった。まずは枠順。ダートで2桁枠番に入れば【4・1・1・4】と崩れにくい。11番枠の今回はスタートが速い馬の出方を見ながらスムーズに中団前の位置を確保できそうだ。タフな流れも大歓迎。昨年はテンの3Fが33秒9のハイペースを難なく4番手追走。ラスト3Fが12秒5→12秒4→12秒9と脚が上がる展開を悠々押し切った。今年もその“再現”が可能。激流に巻き込まれて伸びあぐねる先行馬を外からあっさりかわし去る。
7歳を迎えてもまだまだ力は健在。昨年のフェブラリーS後は、
かしわ記念(3着)→
マイルCS南部杯(2着)。追走力が問われるマイル戦のスピードにも対応できている。1F延長となった前走チャンピオンズCも負けて強しの内容。勝ち馬
レモンポップがタフなペースで逃げる展開を好位で追走。先行馬が軒並み沈む中、しぶとさを発揮して5着に粘った。
昨年と臨戦過程こそ違うものの状態は万全。最終追いは栗東坂路で併せ馬。びっしり追われて充実ムードを漂わせた。14&15年Vの
コパノリッキー、21&22年Vの
カフェファラオ以来、3年ぶり史上3頭目の連覇は手の届くところに来ている。(11)から。
スポニチ