「サウジCデー諸競走」(22日、キングアブドゥルアジーズ)
サウジアラビアはイスラム教の戒律順守が厳格な国で、アルコールと豚肉が一切禁止。お酒をそんなに飲む方ではないので「別に1週間くらいいいや」という程度に思っていたが、飲酒だけではなく料理酒なども駄目なことに気づいた。また、豚も肉に限らずポークエキスですらアウトなため、日本では当たり前に食べられていたものが食べられない。最初は1週間の出張を乗り切れるか心配していたが、いざ食べてみると意外にもイケる。実は私に海外適性があったのかもしれない。
馬にも『水が合う』ことがある。サウジダービーに出走する
ミストレスは、普段うるさい面を見せるタイプだが、「トレセンよりこっちの方が馬が少なくて静か。比較的この子にしては落ち着いている」と荒木助手が教えてくれた。大井よりこちらのダートの方が合いそうで、馬券発売がないのが本当に悔やまれる。
また、昨年のサウジCで頭差2着の
ウシュバテソーロも、菅原明が「(この馬場は)とても馬が走りやすそうだった」と話し、高木師も「最近は闘争心がなかった感じだったけど、(最終追いでは)抑え切れないくらいの気迫を見せてくれた」と明らかな良化を実感している。こちらは馬券発売あり。絶対に無視できない存在だ。(デイリースポーツ・山本
ユウキ)
提供:デイリースポーツ