セレクトセールで2億7000万円(税抜)の高値となった
パーティハーン(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)が、
すみれステークス(3歳・リステッド・芝2200m)で2勝目を狙う。
パーティハーンは父
Wootton Bassett、
母グリーンバナナズ、母の
父Green Tuneの血統。父はG1馬を次々に輩出している欧州のトップサイアー。一方の母系も素晴らしく、全姉のアウダーリャ(
Audarya)は20年に米G1・BCフィリー&メアターフ、仏G1・ジャンロマネ賞を制している。23年のセレクトセール1歳では2億7000万円(税抜)の高値となった。
ここまで3戦1勝。昨年10月の新馬は2着だったが、続く11月の未勝利で初勝利。それも2着を5馬身も突き放しての圧勝だからインパクトがあった。そして前走の
京成杯は2番人気に支持されたものの、差し届かず0秒5差の5着。とはいえ、初めて経験するハイペースを考慮すれば、むしろ健闘といえる走りだった。やはり相当なポテンシャルを秘めていることは間違いない。
今回は春の大舞台に向けて負けられない一戦となる。未勝利を勝った時のパートナーである
坂井瑠星騎手とのコンビ復活は心強い限り。先週のサウジCを制した鞍上の勢いも武器に、先に繋がる勝利を手にしてみせる。