「サウジCデー諸競走」(22日、キングアブドゥルアジーズ)
日本馬18頭が大攻勢をかけたサウジCデーが終了。サウジダービー、リヤドダートス
プリントこそ敗れたが、そこからの快進撃はすさまじかった。ネオムターフCを
シンエンペラーが逃げ切り、そこから最後のサウジCの
フォーエバーヤングまで怒とうの4連勝。歴史的瞬間に立ち会えたことに感謝したい。
サウジCの出走馬紹介では、場内
アナウンスで地元馬やUAE所属馬の名前が呼ばれるたびに大歓声。日本勢のアウェー感はなかなかのものだったが、最後の直線は現地ファンも大興奮だった。ゴール前は絶叫する現地ファンがたくさん。馬券発売もなく、地元馬が勝ったわけでもない。それなのに、それほど熱狂させるような見応えのあるレースだった。表彰式まで多くの人が残り、矢作師、坂井騎手の勇姿をまぶたに焼き付けていた。
メインゲートやスタンドの柱、壁には
パンサラッサと
吉田豊騎手の写真がデカデカとあしらわれており、
メディアセンター内には3年前のレッド
シーターフHC覇者
ステイフーリッシュの写真が飾られていた。今年の結果を受けて、来年には
シンエンペラー、
アスコリピチェーノ、
ビザンチンドリーム、そして
フォーエバーヤングの写真をあちこちで見かけることになるかもしれない。(デイリースポーツ競馬担当・山本
ユウキ)
提供:デイリースポーツ