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小倉大賞典・G3」(23日、小倉)
20年11月のデビューから数えて25戦目。7歳となった4番人気
ロングランが長い旅路の末に重賞タイトルへとたどりついた。
小倉大賞典は、3年連続3度目の出走。23年4着、24年2着と涙をのんできた舞台でついにスポッ
トライトを浴びた。
速めの流れで主導権を握った
セルバーグは、はるか前方。それでも、丹内に迷いはない。23日現在で16勝を挙げ、今季の小倉リーディング独走中の鞍上は、相棒の末脚に全てを託して3~4角から動き出した。「この馬の末脚を信じていました。道中の折り合い、手応えは完璧でしたから、あとは仕掛けのタイミングだけと思っていましたが、ようやく勝つことができて良かった」。4角8番手から信じた末脚を放って外から突き抜けた。
和田勇師は「全てがかみ合いました。ベストは1800メートルですがなかなかないので、距離を延ばすより1度マイルを、と思っています」と今後の路線を示唆。7歳騸馬の挑戦はこれからも続く。
提供:デイリースポーツ