スマートフォン版へ

地方馬への門戸開放からちょうど30年 ライデンリーダーが魅せた衝撃の中央デビュー戦

  • 2025年03月04日(火) 07時30分
8 17
 95年は日本の競馬界にとって革命的な年だった。「交流元年」と呼ばれ、地方所属馬が指定された中央のレースで優先出走権を獲得した場合、中央に移籍することなく、GIに出走可能となったのだ。そんな年に彗星のごとく現れた地方馬がライデンリーダー。衝撃の中央初戦、フィリーズレビューの前身となる報知杯4歳牝馬特別を振り返る。

 ライデンリーダー父ワカオライデン母ヒカリリーダー、母の父ネプテューヌスの血統。笠松・荒川友司厩舎に所属し、安藤勝己騎手が主戦を務めた。2歳時は無傷の9連勝。3歳初戦となったうぐいす特別でも初対戦の古馬を相手に7馬身差の圧勝を収めると、陣営は桜花賞トライアルの報知杯4歳牝馬特別への参戦を決めた。

 3着以内なら桜花賞の優先出走権獲得となる注目の一戦、ライデンリーダーは2番人気だった。スタートは五分。しかし、初めての芝に戸惑ったのか、押っ付けながらの追走となる。そのまま4コーナーへ。さすがに苦しいか…。しかし、ここから本領を発揮する。直線に向いて外に持ち出されると一気に加速。グングンと前との差を詰めると、残り100mで1番人気のエイユーギャルをかわして先頭へ。そこからさらに突き放し、3馬身半差の圧勝を収めたのだった。

 続く桜花賞では1番人気に推されたものの、初黒星となる4着に敗退。結果的にこれが最初で最後の中央での勝利となったが、あの日の衝撃はいつまでも語り継がれていくに違いない。

みんなのコメント 8件

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。
  • SNSKさん

    SNSK GIWJYTc

    杉本さん実況が良いんですよねぇ~。

    久しく地方馬からのヒーロー・ヒロインが出てないですねぇ。出てきてくれると盛り上がるのですが。

  • 夜乃山さん

    抜けた~ライデン!懐かしいなぁ

  • BLUE 3さん

    あの時の安藤勝己、本当にかっこよかったよね。

  • Pさんさん

    実況の杉本さんが時折り無言になってしまうのが、衝撃的な勝ち方をより表していました。
    懐かしいですね。

  • 謎の予想屋さん

    これは強い!恐れ入った!

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す