「
ユングフラウ賞・S2」(24日、浦和)
寒風の中を2番人気の
プラウドフレールが、4角先頭から2歳女王の貫禄を示した。1番人気の
ゼロアワーが追い込んで2着。逃げた7番人気の
ツウエンティフォーが3着に粘り、上位3頭に「第71回
桜花賞・S1」(3月20日・浦和)への優先出走権が与えられた。
「ウマ娘・プリティーダービー4周年」を記念したコラボ開催で大いに盛り上がった浦和競馬。そのメインは2歳女王
プラウドフレールが貫禄の違いで締めくくった。
厳しい大外枠も何のその。スッと好位につけると4角手前で先行3頭を外からひとまくり。最後は手綱を押さえる余裕で、鞍上の右手が小さく上がった。
前走に続く騎乗だった
張田昂は「イメージ通りの競馬。乗りづらいところもないし、どんな競馬でもできる。重賞連勝で(ウマ娘に対抗して)この馬も強くて格好良い姿を見せられましたね」とパートナーを絶賛。今年早くも自身、重賞3勝目に胸を張った。
川島一師にとっては今年の重賞初V。「そりゃあ、
ガッツポーズだよ。いい勝負ができると思って送り出したけど、枠を見た時はズッコケたね。まあ、ジョッキーがうまくさばいてくれたよ」と満足そう。
これで東京2歳優駿牝馬に続き重賞連勝。
桜花賞への最有力候補となった。「素直と成長度。これに尽きる。兄姉も重賞勝ち馬だし、頑張ってほしいね」。凍えるような北風の中でも、確実に桜のつぼみは成長している。
提供:デイリースポーツ