3月9日(日)に中山競馬場、芝2000mで行われる皐月賞トライアルの弥生賞ディープインパクト記念。ここ出走を予定している各馬が今朝26日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。

　前走朝日杯FS2着のミュージアムマイルは幸英明騎手が跨って、1回目のハローが終了した直後のCWでアンズアメとの併せ馬。6F標識通過から15秒を切るラップで入り、道中もぐんぐん加速していく。最後の直線では内からあっさりと前を捕まえて、ラスト1F標識通過時に相手を突き放していた。時計は6F79.9～5F65.6～4F51.8～3F37.0～2F23.2～11.8秒。

　ジュタ(栗東・矢作芳人厩舎)は坂井瑠星騎手が跨り、サンライズソレイユとホウオウアートマンの2頭を追走するCWでの3頭併せ。こちらも道中のラップは速く、3コーナーから4コーナーの中間あたりで少しラップが遅くなった感じ。最後の直線は内から2頭を捕まえに行くが持ったままの手応えで抜き去った。時計は6F81.7～5F67.2～4F52.4～3F37.3～2F23.0～1F11.3秒。

　クラウディアイ(栗東・橋口慎介厩舎)は鮫島克駿騎手が跨って、CWでの3頭併せ。ショーモンを追走して、ビヨンドザヴァレーに先行するという内容だったが、最後の直線は楽々の手応えで最先着。時計は6F79.7～5F65.4～4F51.6～3F37.2～2F23.1～1F11.4秒。道中は折り合いがついた、素晴らしい走りだった。

(取材・文：井内利彰)