JRA競馬学校騎手課程41期生が、3月1日にプロとしての第一歩を踏み出す。JRA初の沖縄出身騎手として注目を集めている
上里直汰(17)=美浦・加藤士。乗馬経験のない上里がこの世界を目指したのは、父・直也さんから騎手という存在を教えてもらったことがきっかけだった。その父は沖縄水産の選手として甲子園に出場。準優勝時のメンバーだった。「運動できるのは父親譲りかなと思います。ジョッキーになる時も、自分の好きな道を進めと言ってくれました」と振り返る。
デビュー日の3月1日は自身の誕生日。両親を含めた親戚約20人が沖縄から応援に駆け付けることになっている。デビューに向けて「1頭1頭に馬主さんをはじめ、いろいろな人の思いがあることを日に日に実感しています。楽しみではあるけど、その責任があると思っています」と気を引き締めた上里。期待と不安を胸に、その時を迎える。
提供:デイリースポーツ