阪神11Rの第32回
チューリップ賞(3歳GII・牝馬・芝1600m)は9番人気
クリノメイ(
酒井学騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分34秒0(良)。ハナ差の2着に7番人気
ウォーターガーベラ、さらに半馬身差の3着に1番人気
ビップデイジーが入った。
クリノメイは栗東・
須貝尚介厩舎の3歳牝馬で、父
オルフェーヴル、
母クリノエリザベス(母の
父プリサイスエンド)。通算成績は4戦3勝。
レース後のコメント
1着
クリノメイ(
酒井学騎手)
「ゴールした時は、内からやられたと思って、正直負けたと思ったのですが、勝っていて良かったです。中間からしっかり馬を落ち着かせるために厩舎の方で馴致をしてくれていて、ゲート練習もしてくれていました。調教の合間でも
テンションが上がりやすいのですが、そういうところもしっかりと工夫しながら、なるべく馬が落ち着くように持っていってくれました。
きょうは返し馬の時点で落ち着いていましたし、ゲートも、以前のように暴れることなく我慢して、いいスタートを切ってくれました。中間に取り組んできた効果をしっかりと出せたことがこの勝利につながったと思います。気の難しい部分はありますが、それをコントロールしてレースに向かえばこれだけの力が発揮できる能力を持っています。
本番に向けても、しっかり調整して、力を出せる状態で臨めれば、いい競馬をしてくれるのではないかと思います」
2着
ウォーターガーベラ(
武豊騎手)
「惜しかったです。思い切って狙った競馬をしました。最後も良く伸びてくれてあと一歩でした。でも良いレースはできたと思いますし、馬も力があります」
3着
ビップデイジー(
幸英明騎手)
「理想は前に壁を作っての競馬でしたが、外から何も行く馬がおらず道中は力んで走る形になりました。その分の負けかなと思っています」
4着
ザラタン(
池添謙一騎手)
「もったいなかったです。スタートで立ち遅れましたが、内枠だったので勝ち馬の後ろでロスなく行き、直線でしぶとく脚を使い、前を交わせそうでした。しかし、前に隙間がなく、残り100メートルは追い辛くなりました。前が開いていたらもっと脚を使えたと思います。馬はよく頑張ってくれました」
5着
ナムラクララ(
西村淳也騎手)
「スタートは良かったのですが意図的に馬の後ろに入れました。この経験は次に繋がると思います」
6着
ルージュソリテール(
北村友一騎手)
「直線まで手ごたえは良く、反応出来そうな感じで回ってこられたのですが、直線で進路がなく、全部の力を出し切れなかったです。別の進路を取れたら全力を出し切れたと思います。力は見せてくれました。枠はもっと内が良かったです」
8着
プリンセッサ(
和田竜二騎手)
「無理せず行くことができました。前半引きつけて勝負どころでは引き離していこうと思いました。外に張っている分、もう少し我慢しようと思いましたが最後の最後は止まりました。ただ芝でもやれる馬だと思いますので、
リラックスして良い形で運べたら上でもやれると思います」
10着
フェアリーライク(
岩田望来騎手)
「ペースが遅く、折り合いを欠いてしまいました。そこだけです」
11着
マイエレメント(
坂井瑠星騎手)
「そこまでかかっている訳ではありませんが、抜ける瞬間が無く力を出しきれない感じでした。乗り味はとても良い馬なんですが」
ラジオNIKKEI