ダンツエラン(牝3、栗東・
本田優厩舎)と
ランフォーヴァウ(牝3、栗東・
福永祐一厩舎)の2頭が、
フィリーズレビュー(3歳牝・GII・芝1400m)で重賞2勝目を目指す。
フィリーズレビューには18頭が出走するが、重賞勝ち馬は2頭だ。
ダンツエランは昨年の
ファンタジーSの覇者。続く阪神JFではブービーの17着に大敗したが、1400mへの距離短縮となる今回は巻き返しがあっていい。もう1頭の
ランフォーヴァウは同じく
デイリー杯2歳Sの覇者。こちらも阪神JFでは11着に崩れたが、外枠に加え、4角での不利も堪えた。未勝利を勝った1400mに変わるのは問題なく、スムーズなら上位争い可能だ。
ただ、2頭には気になるデータもある。前身の4歳牝馬特別だった時代も含め、重賞勝ち馬は86年以降の
フィリーズレビューで【10-6-6-30】の好成績。古くは後に三冠牝馬となる
メジロラモーヌ、
オークスを制する
イソノルーブルなどが、ウイナーとして名を刻んでいる。しかし、14年に
ベルカントが制したのを最後に一転して苦戦傾向。15年以降の近10回に限ると【0-3-1-5】と未勝利で、1番人気に支持された馬が4頭もいたことを考慮すると、やや物足りない数字となっているのだ。
ダンツエランと
ランフォーヴァウは逆風データを跳ね返し、2つ目のタイトル獲得となるか。
桜花賞に向けて、さすが実力馬と思わせるようなレースを期待したい。