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【弥生賞】ヴィンセンシオ 名門の血が騒ぐ!森一師の手腕にも注目

スポニチ
  • 2025年03月04日(火) 05時30分
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 いよいよ春競馬本番。本格的なクラシックトライアルシーズンの到来だ。今週は皐月賞の前哨戦「第62回弥生賞ディープインパクト記念」(3着まで皐月賞優先出走権)。東の注目馬は無敗2連勝中のヴィンセンシオ。祖母シーザリオで一族にG1馬がズラリと並ぶ良血だ。管理する森一誠(かずとも)師(47)は昨年3月に開業し、現在JRA重賞2戦2勝。新鋭トレーナーの手腕にも注目だ。

 祖母は05年日米オークスを制した名牝シーザリオ。近親も14年ジャパンC勝ち馬エピファネイア、15年朝日杯FSを制したリオンディーズ、19年皐月賞サートゥルナーリアと名馬ぞろい。ヴィンセンシオはいわば“華麗なる一族”。「日本を代表する血統。これからさらに良くなってくる馬だと思います」。森一師は愛馬にも明るい未来が来ることを予感している。

 ここまで2戦2勝。良血の名に恥じぬ走りを見せている。初陣は夏の新潟芝2000メートル。「調教の動きが物足りなかった」とトレーナーが振り返るほどの仕上がり途上。それでも2番手からきっちり押し切り、素質を際立たせた。続く葉牡丹賞は圧巻のパフォーマンス。3頭の激しい叩き合いを制して、勝ち時計1分58秒8の2歳コースレコードV。世代トップクラスの能力を証明した。

 冬場を休養に充てたことで心身ともにグッと成長。「2歳の時期から馬格はあったが、ここに来て体の張りが増してきた。子供っぽさがなくなってきてどっしりしてきたし、精神的なところが体に追いついてきたかな」。それに伴い調教の動きも一変。Wコースでの1週前追いは全身をバネのように弾ませて、自己ベストとなる5F65秒4~1F11秒2をマーク。指揮官は「若干調整が遅れていた部分はあったが、しまいもしっかりしていて凄くいい動きだった」と目を細めた。

 森一師は昨年12月のカペラS(ガビーズシスター)でJRA重賞初出走初Vを達成。今年2月にはエンブロイダリーでクイーンCを制しJRA重賞2戦2勝と勢いに乗る。「相手はそろったが、このメンバーの中でどれだけ走れるか楽しみ」。ヴィンセンシオも強敵を撃破し、既に桜花賞候補となった僚馬に続き、春の大舞台へ名乗りを上げる。

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