「
フィリーズレビュー・G2」(8日、阪神)
重賞ウイナーの反撃だ。
ランフォーヴァウは5日、栗東坂路で単走追い。馬なりで駆け上がり、4F54秒4-39秒6-13秒4をマークした。ややしまいを要したが、またがった福永師は「失速しているわけじゃなくて、単走だと気が抜けるみたい。うながさないと動かない」と説明。続けて「54、5(秒)と思っていたし、そんなにやりたかったわけじゃない。先週コースで(6F)80秒4と、びっしり時計が出ているから調整としては問題ない」と納得の表情を見せた。
前走の阪神JFが11着。4角で不利を受け、不完全燃焼気味に終わったが、「運がなかっただけで、しょうがない。競馬だし。ここは条件的にも、いい勝負をしてほしいね」と、巻き返しに力が入る。
千四で未勝利勝ちし、続く
デイリー杯2歳Sでは厩舎に重賞2勝目をもたらした。新馬戦は出脚もひと息だったが、使うごとにゲートも上手に出るようになり、上昇一途。「完成度が高いし、乗りやすくて競馬が上手だから。(坂井)瑠星も
デイリー杯2歳Sのいいイメージを持ってくれているので。マイルもこなせるけど、千四はベスト」。自身が騎手時代、G1初勝利を手にしたのが99年
桜花賞の
プリモディーネ。開業して丸1年-。思い出深い本番へ向けて、
トライアル制覇で弾みをつけたい。
提供:デイリースポーツ