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弥生賞ディープインパクト記念・G2」(9日、中山)
朝日杯FS2着の
ミュージアムマイルは5日、幸を背に栗東坂路で追われ、4F57秒5-41秒3-12秒6をマーク。単走で上がり重点の内容だったが、高柳大師は「1週前追い切りで幸騎手に乗ってもらい、しっかりやって動きはすごく良かったです。今週は調整程度で確認だけでしたが、動きも良かったと思います」と納得の表情を浮かべた。
前走は出遅れから少しずつポジションを上げていくと勝負どころで一気に差を詰め、3着には2馬身半差をつけた。「1600メートルでも距離的にはやれると思っていましたが、
ミュージアムマイルの悪い癖が出て出遅れてしまったことでスムーズな競馬ができませんでした」。G1・2着の結果にも満足はしていない。
クラシックへ向けて重要な一戦。「輸送は初めてなので、どうなるか分からないのと中山の速い馬場に対応できるかどうかという不安はあります」と本音も漏らしつつ、「経験している距離ですし、馬の状態もいいと思うので何とかやってくれるのではないかと思っています。能力がある馬でまだ先もある馬だと思っています」。ここは通過点だ。
提供:デイリースポーツ