「
フィリーズレビュー・G2」(8日、阪神)
3番人気の
ショウナンザナドゥ(牝3歳、栗東・松下)が抜群の脚で差し切り勝ちを決め、重賞初制覇で桜切符をつかんだ。道中は、中団後方をリズム良く追走。はじけそうな手応えのまま直線に向くと、メンバー最速タイとなる上がり3F34秒8の末脚で一気にラ
イバルをとらえた。2着に14番人気の
チェルビアット、3着に7番人気の
ボンヌソワレが入り、以上の3頭が
桜花賞(4月13日・阪神)の優先出走権を手にした。勝ちタイムは1分20秒7。3連単は54万3240円。
池添は「走りのフォームや身のこなしは、本当に自分が今まで乗せてもらった一線級の一流馬に通ずるものがあって、すごく楽しみにしていたんですけど、なかなか重賞戦線で結果を出すことができませんでした。きょうきっちり勝ち切ることができてホッとしています」と胸をなで下ろす。「厩舎サイドがまず体を増やすことを心がけて調整してくれたので、プラス10キロで臨めたということはすごく大きかったと思います。道中の雰囲気はすごく良かったですし、いい走りしているなと感じていました。直線に向いて動かしていく時には本当にいい反応をしてくれたので、まとめていけるんじゃないかなと思いました」と充実の汗をぬぐった。
この勝利で
桜花賞の優先出走権をゲット。「本当に期待している馬なので、気性が激しいところはありますが、体がもっと増えてくれれば、本当にG1を目指していけるんじゃないかなと思います」と笑顔で口にした。
提供:デイリースポーツ