今月5日に新規開業した
柄崎将寿調教師(42)=美浦=が、3月9日の中山2R・3歳未勝利(ダート1200メートル=16頭立て)で
マジョッコピロコ(牝、父
ヴァンセンヌ)で初出走を果たした。後方から運んで15着に終わったが、「無事に回ってきてホッとしています。開業したという実感は、装鞍所での鞍付けから、そういうところをじわじわと感じました」と落ち着いた表情で振り返った。
騎手として01年3月のデビューから約10年間、現役でプレー。引退後は父である
柄崎孝厩舎をはじめ、
和田正一郎厩舎、
古賀慎明厩舎で助手として経験を積んだ。24年度の新規調教師免許試験で合格を果たし、祖父・義信氏から続く親子3代での調教師となった。ジョッキーとしてデビューした当時の心境と比べて、「ジョッキーの時の方が緊張しましたね。それなりに年齢を重ねてきているので」と笑顔でかみ締めた。
スポーツ報知