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【金鯱賞】30年ぶりの牝馬Vなるか ラヴェルなど3頭が参戦

  • 2025年03月12日(水) 11時45分
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「牝馬の時代」と言われて久しいが、金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)は牡馬&セン馬が圧倒的に強いレースだ。過去60回で牝馬は7勝を挙げているものの、95年のサマニベッピンが最後。96年以降に限ると延べ40頭が出走しながら、19年のリスグラシュー、21年のデアリングタクト、22年のレイパパレの2着が最高着順。幾多の名牝が参戦しながら、惜しくも戴冠を果たせていない。

 30年ぶりの牝馬Vなるか。今年は実績十分の3頭が参戦する。エース格はラヴェル(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)だ。2歳時にアルテミスSで重賞初制覇。その後は不振だったが、昨秋のエリザベス女王杯で2着に健闘すると、前走のチャレンジCで2つ目の重賞タイトルを獲得した。今回は相手が強化されるものの、目下の充実ぶりなら好勝負になるはずだ。

 クイーンズウォーク(牝4、栗東・中内田充正厩舎)は昨年のクイーンC、ローズSの勝ち馬。ここ2戦は秋華賞が15着、小倉牝馬Sが6着と人気を裏切っているが、前者は出遅れ、後者はハイペースを早め進出と、敗因はハッキリしている。ローズSと同じ中京芝2000mで巻き返しを狙う。もう1頭のライラック(牝6、美浦・相沢郁厩舎)は22年のフェアリーSの覇者。その後は勝ち星がないが、差し有利の展開になれば見せ場以上があっていい。

 史上3回目のワンツー、さらには史上初の馬券圏内独占まであるか。牡馬撃破を目指す3頭の走りに要注目したい。

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