ウインブライト産駒の
フクノブルーレイク(牡3、美浦・
竹内正洋厩舎)が、
スプリングステークス(3歳牡牝・GII・芝1800m)の父仔制覇を狙う。
フクノブルーレイクは父
ウインブライト、
母ブルーエクセル、母の父
ロードカナロアの血統。父は17年のス
プリングS、19年のクイーンエリザベス2世Cと
香港Cなど、G1・2勝を含む重賞7勝を挙げた。母と祖母は
JRAで未勝利だが、曾祖母の
エリモエクセルは98年の
オークスなど重賞4勝を挙げた名牝。近親には01年のステイヤーズS覇者の
エリモブライアン、03年のステイヤーズSで2着だった
エリモシャルマンがいる。
ここまで5戦1勝。昨年9月のデビュー戦は7着だったが、そこから3着、2着と成績が上昇。4戦目となった同11月の中山の未勝利で初勝利を手にした。昇級戦となった前走の
フリージア賞は3着だったが、中団前寄りから渋太く脚を使えていた。今回は一気に相手が強くなるものの、レース巧者で大崩れしないのが持ち味だけに、楽しみはある。
現3歳が
ファーストクロップとなる
ウインブライトの産駒は、これまで6頭が勝ち上がっている。しかし、
JRA重賞には延べ5頭が出走し、昨年の
デイリー杯2歳Sの
ローレルオーブの7着が最高着順。種牡馬として同期の
サートゥルナーリアや
ナダル、
アドマイヤマーズに比べるとアピール不足の現状だけに、父の背中を知り尽くす松岡騎手と
フクノブルーレイクには後押しとなるタイトル奪取を期待したい。