「ス
プリングS・G2」(16日、中山)
キングスコールが主役を担う。札幌芝1800メートルの新馬戦を1分47秒8の2歳コースレコードで快勝するも、その後に左前脚の骨折が判明。長期休養を余儀なくされたが、満を持して復帰する。1週前追い切りは栗東CWの併せ馬で6F82秒5-11秒5をマークし、年長馬相手に首差先着。着々と準備が進んでいる。大物感たっぷりの
ドゥラメンテ産駒。休み明け+キャリア1戦での重賞挑戦は楽ではないが、期待感の方が上回る。
新馬戦-
こぶし賞と連勝中の
マテンロウバローズもV候補。栗東CWの1週前追い切りでは僚馬に半馬身遅れたが、動きには活気があり、気配は引き続き良好だ。今回は初の千八で距離の克服が鍵に。試金石の一戦だが、結果を出せばクラシックの頂も見えてくる。
ホープフルSで13着と崩れた
ピコチャンブラックだが、圧勝した新馬戦、そして
共同通信杯覇者
マスカレードボールと好勝負を演じたアイビーSの走りから、能力があるのは確か。美浦Wの1週前追い切りでは抜群の動きで古馬2頭を圧倒。反撃の準備は整っている。
フィエールマン産駒の
ダノンセンチュリーも面白い存在だ。東京のデビュー戦では逃げてマイペースに持ち込み、後続の追い上げを振り切った。展開に恵まれた面はあるものの、緩急の利いた走りでレースセンスが光った。22年当歳セレクトセールで2億1000万円(税抜き)の高値で取引された期待馬。
皐月賞の切符は是が非でも欲しいところだろう。
提供:デイリースポーツ