「
金鯱賞・G2」(16日、中京)
春の中距離G1へ向けた重要な
ステップレース。メンバートップの実績を誇るのが3連覇を狙う
プログノーシスだ。前走の
有馬記念は11着と大敗。適距離ではなかったことに加え、ゲート内でうまく体勢を整えられなかったことが影響した。
昨年の当レースV以降勝ち星からは遠ざかっているものの、
ロマンチックウォリアーに迫った香港クイーンエリザベス2世C(芝2040メートル)、そして2走前の豪
コックスプレート(芝2000メートル)ではいずれも2着と海外G1で強豪相手に好走している。2000メートルの距離ならば実力は世界レベルで、福永助手は「帰厩後はゲートの駐立練習もしながら、問題なく調整を進められている」と順調ぶりをアピール。悲願のG1奪取へ向けて、しっかりと弾みをつけたい。
今がまさに充実期の
デシエルト。2走前に芝に戻すと、
アンドロメダS-
中日新聞杯と連勝。待望の重賞タイトルを獲得した。ともにマイペースの逃げに持ち込み、そのまま後続を突き放す圧巻のレースぶりだった。栗東坂路での1週前追いは4F52秒1-38秒4-12秒7と上々の時計をマーク。安田師は「気持ちと体の仕上がり具合が比例しないといけないので、ここを目標にして時間をかけてやってきている」と入念な調整ぶりを口にした。
昨秋に
エリザベス女王杯2着→チャレンジC制覇と完全復活を果たした
ラヴェルや、重賞2勝の実力馬
クイーンズウォークなど多彩なメンバーが顔をそろえた。
提供:デイリースポーツ