「
金鯱賞・G2」(16日、中京)
昨年は
菊花賞馬
ドゥレッツァを寄せ付けない5馬身差の完勝劇。
プログノーシスが、得意の中京芝10F戦で
タップダンスシチー(03~05年)以来となる
金鯱賞史上2頭目の3連覇へと挑戦する。
芝2000メートルは
金鯱賞の連覇を含め、23年の
札幌記念を制し、昨年4月の香港のG1・クイーンエリザベス2世Cでも地元の最強馬
ロマンチックウォリアーに首差の2着に迫る熱戦を繰り広げた。この距離なら国内最強レベルの評価を与えられて当然の実績だ。
ここへ向けての準備は着々と整えてきた。出遅れと距離に泣いた
有馬記念11着後は宮城県の山元トレセンへに放牧。疲れを癒やして2月中旬に栗東へ帰厩した。そこから坂路、CWを併用して乗り込み、先週6日のCWでは不良馬場のなか、新コンビの西村淳を背に長めから追われて6F77秒9-36秒8-11秒7と仕上げに抜かりなしだ。
福永助手は「ジョッキーに乗ってもらって感触を確かめてもらいました。変わりなく、よく動けていましたよ。ゲートの駐立があまり得意ではないので帰厩後は練習も行いながら、問題なく調整を進められています」と手応えは十分。活気十分に調教を消化する姿に、不安は感じられない。
7歳の春、狙うのはもちろんG1初Vだ。「G2となれば実績は上位ですし、ここは連覇をしているように条件の合った一戦。7歳となった今年も課題のスタートを決めていいレースを」と力強い。まずは目前の同一重賞3連覇へ。偉業を達成し、堂々と悲願の
ビッグタイトルへ駒を進める。
提供:デイリースポーツ