3月22日に阪神競馬場、芝2000mで行われる皐月賞トライアル、若葉ステークス。ここに出走を予定しているジョバンニ(栗東・杉山晴紀厩舎)が今朝12日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。

　1回目のハローが終了した直後のCWへ松山弘平騎手を背に入場。リミットバスターが先頭を走り、サンダーロードがその3馬身ほど後ろを走り、また3馬身ほど後ろからジョバンニが追いかける。1コーナーから2コーナーのあたりでは、少し行きたがっているかなという雰囲気はあったものの、向正面を走るとそんな仕草も気にならなくなった。

　向正面でのラップは速かったものの、3コーナーあたりで一旦息が入り、4コーナーから再び加速するようなラップ。最後の直線は内から前2頭に楽に並びかけていき、ラスト1F標識を過ぎて軽く促されるとしっかりと伸びて最先着した。

　時計は6F79.8～5F65.7～4F51.6～3F36.1～2F22.6～1F11.2秒。道中しっかりと脚がたまっているからこそのラスト3Fだと思うし、6F80秒切りは今回が初めて。休み明けにはなるが、ホープフルSからここまでの期間にきっちりと成長もしているということだろう。これなら実戦でのパフォーマンスも楽しみしかない。

(取材・文：井内利彰)