地方競馬所属の女性騎手が手腕を競う「レディスジョッキーズシリーズ(LJS)2025」の園田ラウンドが12日、園田競馬の2日目8、10Rで行われた。8日の佐賀ラウンドで優勝した
木之前葵(31)=愛知=が、この日も4、1着で優勝し、シリーズ完全制覇で総合優勝を成し遂げた。
木之前が佐賀ラウンドを勝った勢いのまま、園田ラウンドも難なく制した。第2戦の10Rは単勝1・1倍で1番人気の
エランフェーヴルに騎乗し、直線に入って3番手から抜け出し、後続に6馬身差をつけて総合優勝を決めた。「馬の手応えがすごくて余裕があった。道中で楽ができたので、しまいでしっかり伸びた。女性騎手が集まってレースをする機会はなかなかないので、来年も開催してほしい」とシリーズの継続を希望した。
総合2位の
佐々木世麗(兵庫)は8Rの第1戦を勝ったが、優勝には手が届かなかった。「地元で乗りやすいのが良かった。来年は頑張りたい」と雪辱を誓った。同3位の
関本玲花(岩手)は「優勝は遠かったが、表彰台に上がれたのは良かった。女性同士で騎乗できるこの機会はありがたい」と振り返った。
提供:デイリースポーツ