今週の日曜日は、中山競馬場で
スプリングステークス(GII・芝1800m)が行われます。
過去10年のス
プリングSでは、前走で1勝クラスに出走していた馬が7勝2着6回3着3回と良績を残しています。その中でも前走1着馬が6勝2着4回3着2回となっており、複勝率は40%。単勝や複勝の回収率も高い数字を残していますので、前走で1勝クラスを勝ち上がった馬には注目したいところです。
そのほかでは前走で重賞に出走し3着以内に入った馬が3勝2着2回3着2回と善戦しています。残念ながら今年の出走馬に該当馬はいませんが、来年以降にも生かせるデータではありますので覚えておいて損はない傾向と言えそうです。
前走で重賞に出走し4着以下だった馬は2着2回3着2回で4頭が馬券に絡んでいます。この4頭は前走で3番人気以内の支持を集めていたという共通点がありました。前走で重賞に出走し馬券に絡めていなかったとしても、その時に3番人気以内と高い支持を集めていた馬については注意が必要になりそうです。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『
パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
昨年のス
プリングSでは【注目の穴馬】として取り上げた
ルカランフィーストが3着に入線。今年の3歳重賞では
京成杯で【残った馬】の
ニシノエージェントが11番人気で優勝するなど結果を残しています!
今週もケシウマの【残った馬】&【注目の穴馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走新馬、未勝利に出走(ただし、前走を0.5秒以上の差で勝った馬は除く)
[0-0-0-16]複勝率0%
該当馬:
クモヒトツナイ、
スナークピカソ、
ダノンセンチュリー※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。
上位人気が予想される
ダノンセンチュリーが該当しました。
過去10年のス
プリングSで前走が新馬、未勝利だった馬は18頭が出走し3着が1回のみとなっています。データ対象のス
プリングSはGIIで行われており、新馬や未勝利よりもはるかにレベルの高い競走です。前走で新馬や未勝利に出走していた馬は、レベルの違いに戸惑い力を出し切れていないと考えられます。
馬券に絡んだのは21年の
ボーデンで前走を快勝しポテンシャルの高さを十分に示す走りを見せていました。前走が新馬や未勝利だったとしても、高いポテンシャルを証明する走りを見せていた馬には注意が必要と言えそうです。
該当馬に挙げた
ダノンセンチュリーの前走は新馬戦でクビ差での勝利。レースでは自らスローペースを作り出して、何とか粘り込んだという内容。2着馬にはゴール前で迫られていましたし、展開面を考えると少々物足りなさを感じます。また、前走の対戦メンバーのその後の戦績からハイレベルだったとも言い切れません。
今回は前走で逃げて結果を残している馬がいますので、前走のように先手を楽に取ることは難しいでしょうし、前回と違う形の競馬で力を出し切れるかどうかという心配も残ります。
人気ほどの信頼はしづらい印象ですし、配当妙味を考えれば本馬の評価を落とすのもひとつの手と言えそうです。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
パーフェクト消去法』を是非お役立てください。