第16回
フジノウェーブ記念・S3は13日、
大井競馬場で強豪短距離馬16頭が1400メートルを争った。単勝1番人気の
イグザルト(御神本訓)が直線入り口で先頭に立ち、あとは独走状態。
ボイラーハウスに7馬身差をつける圧勝で重賞初制覇を果たすとともに、
東京スプリント・Jpn3(4月16日、大井)への優先出走権を獲得した。
異次元の末脚7馬身差圧倒
異次元の末脚を発揮し、
イグザルトが待望の重賞タイトルを手にした。好スタートから外めの3番手を確保。抜群の手応えで直線を迎えると、ほぼ馬なりのまま先頭に立ち、残り1ハロンから鞍上の
ゴーサインに瞬時に反応。矢のような伸び脚で後続を突き放し、7馬身差をつけゴールを駆け抜けた。
レコードに0秒3差に迫る圧巻の走りに御神本訓は「直線を向いた時にはじける手応えだったが、ぐいぐい伸びてくれた。最近の充実ぶりからいい走りをしてくれるのではという期待をこめて騎乗したが、とんでもない時計を出した。まだまだ伸びしろもあるし、もっと強い相手とやれていい」とパートナーを絶賛。
荒山勝調教師は「強い内容だった。これからますます楽しみ」とポテンシャルを高く評価。さらに大きな舞台へ、
イグザルトの飛躍は止まらない。
◆
イグザルト 父
ドゥラメンテ、
母インドリヤ(父ス
トーミーアトランティック)。小林・
荒山勝徳厩舎所属の牡6歳。北海道日高町・
シンボリ牧場の生産。通算32戦6勝(うち
JRA25戦3勝)。総獲得賞金は1億1325万1000円(うち
JRA7724万1000円)。重賞初制覇。馬主は青山洋一氏。
スポーツ報知