史上初の無敗での牝馬3冠を達成した
デアリングタクトの全妹である
デアリングエア(牝3歳、栗東・杉山晴)が、阪神4R(芝1400メートル)でデビュー3戦目にして初勝利を挙げた。
好発を決めると二の脚を利かせ、積極的にハナを奪取。自分のリズムで淡々と運び、抜群の手応えで直線に向くと、力強く伸びてそのまま逃げ切り勝ちを決めた。松山は「壁をつくるということも考えたのですが、まずは一つということでスピードを生かし、勝ちに行く競馬をしました。直線に向いた時は手応えはありましたし、2着馬には迫られましたが、強い競馬をしてくれました」と相棒をたたえる。「タクトの妹ということで乗せていただき、勝つことができてすごくうれしいです。新馬戦の時から能力を感じていましたし、タクトに似ている部分もありますね」と笑顔を見せた。
見守った杉山晴師は「レース前にジョッキーと勝つための競馬をしようと話していましたが、イメージ通りの競馬でしたね。とりあえず一つ勝つことができて良かったです。今後は成長を促しつつになりますね。千六は持つかなという感じです」と、あんどの表情を浮かべていた。
提供:デイリースポーツ