「
金鯱賞・G2」(16日、中京)
雨の降る重馬場を物ともしなかった。4番人気の
クイーンズウォークが好位から鮮やかに伸び、先に抜け出した1番人気
ホウオウビスケッツとのゴール前の激しいたたき合いを鼻差で制した。昨年の
デイリー杯クイーンC、ローズSに続く重賞3勝目。3着には佐々木の負傷で池添に乗り代わった6番人気の
キングズパレスが入り、大逃げとなった
武豊騎乗の2番人気
デシエルトは4着に終わった。勝ち時計は2分1秒3(重馬場)。
川田は「しっかり届いてくれてありがたく思います」と相棒に感謝。「この馬にとってはいい馬場ではないと思っていました。(
デシエルトが逃げる展開は)ああなると思っていました。この馬が自分で進むことを選んだので、その気持ちを尊重しました。自分のリズムで走って、最後まで走りきってくれたときに一番前に出ていればという思いでした。とてもいい雰囲気で走ってくれました。(最後の追い比べは)“出たな”と思いました。もともとポテンシャルを感じていて、素晴らしい馬体、背中の持ち主です。G1では結果が出ていないですが、この相手にも結果を出しましたし、これからが楽しみです」と、今後のさらなる飛躍を期待していた。
提供:デイリースポーツ