「
ファルコンS・G3」(22日、中京)
重賞を勝った芝1400メートルの距離に戻して巻き返しを図る
パンジャタワー。前走の朝日杯FSは、中団で折り合い重視で運んでいたが、いざ直線で追いだされるとさっぱり伸びずに12着。最後の失速ぶりを見ると、距離が1F長い印象を受けた。父
タワーオブロンドン譲りのスピードと決め手が持ち味。得意のカテゴリーなら、主役の座は譲れない。
朝日杯FS13着からの反撃を期す
トータルクラリティ。その前走は前に壁をつくれず、行きたがるのをなだめながらの追走。脚がたまる場面がなく、直線で余力は残っておらず大敗した。能力の高さは認めるが、一方で気性面に難しさを残す現状。その点、芝1400メートルへの距離短縮は歓迎材料だ。重賞ウイナーの貫禄を見つける。
クロッカスSを鮮やかに逃げ切った
クラスペディア。二の脚で楽に先手を奪うと、マイペースに持ち込んで、後続の追撃を封じ込めた。未勝利のオープン馬として、朝日杯FSでも6着と善戦したが、待望の初勝利を手にした。重賞2着の実績があり、引けを取らない。
1勝クラスVの
シルバーレインは、母は名牝
ノームコア、叔母はG14勝の
クロノジェネシスという良血馬。前進気勢が強まった今なら芝1400メートルがピッタリだ。勢いままに重賞初挑戦初Vを狙う。
万両賞2着から臨む
ヤンキーバローズだが、
函館2歳S4着、京王杯2歳S3着とすでに重賞通用の力を示している。全4戦中3戦でメンバー最速の上がりを記録と鋭い決め手の持ち主。警戒が必要だ。
提供:デイリースポーツ