「
愛知杯・G3」(23日、中京)
今年から京都牝馬Sの芝1400メートルを引き継ぐ形で距離が短縮。施行時期も3月に移設され、装い新たに生まれ変わった。
昨年の
オークス6着後、休養に入っていた
スウィープフィートが復帰する。体調面が整わず秋を全休。春に備えて調整が進められてきた。1週前追い切りは、栗東坂路で4F51秒0-12秒2をマーク。併せ馬で遅れはしたものの、気配自体は悪くない。4戦ぶりに
永島まなみとのコンビに戻る。昨年の
桜花賞4着馬が、2つ目の重賞タイトルを手にして飛躍の年にする。
3連勝で挑んだ
スワンSは13着と大敗した
クランフォード。好位のインを手応え良く追走していたが、直線半ばで脚が止まり、後方集団にのみ込まれた。勢いを買われて1番人気の支持を受けたが、昇級戦で牡馬相手のG2ではさすがに荷が重かった。今回は牝馬限定戦で2走前にV実績がある舞台と条件が好転。巻き返しは十分にある。
シルクロードSは10番人気で2着に激走した
グランテスト。先行集団を前に見ながら好位でレースを進め、最後までしぶとく脚を使って勝ち馬に迫った。デビューから一貫して、芝1200メートル以下に使われており、距離延長が課題だが、目下の充実ぶりは無視できない。
高松宮記念との両にらみだが、こちらに回ってくるなら首位争いだ。
昇級初の
シルクロードSは4着止まりの
カピリナ。勝負どころの反応がひと息で、直線半ばでエンジンがかかったが、ここまでが精いっぱいだった。それでも勝ち馬から0秒4差といきなり重賞にメドが立つ走りを見せた。追走が楽になる分、芝1400メートルもプラスだ。
淀短距離Sで(5)着と復調のきっかけをつかんだ
エトヴプレ。好位のインで運ぶと、そのまま内からしぶとく脚を伸ばして、阪神C18着から大きく巻き返した。昨年のフィリーズR覇者で
桜花賞でも5着に入った素質馬。本調子に戻れば、牝馬同士なら互角に戦えるはずだ。
提供:デイリースポーツ