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阪神大賞典・G2」(23日、阪神)
春盾を目指すステイヤーたちが競い合う伝統のマラソンレース。メンバー唯一のG1馬
ブローザホーンが主力だ。昨年の当レースの3着馬で、雨が降り注いでタフな一戦となった昨年の
宝塚記念を完勝し、G1ウイナーの仲間入りを果たした。
その後は11、12、12着と精彩を欠いているが、吉岡師は「いろいろかみ合わないレースが続いてきました。今回は休み明けになりますが、体がだいぶふくらみ、体調は上がってきていますね。去年と同じか、それ以上の感じがあります」と手応えをにじませる。能力は間違いなく上位。実力馬が今年初戦で反撃を狙う。
武豊との新コンビで挑む
ショウナンラプンタは重賞戦線で勝ち切れないでいるが、前走の
日経新春杯は後方から上がり最速の脚で猛追して2着。2走前には
菊花賞4着の内容からも、一級品の素質を秘めていることは明白だ。1週前には名手が手綱を取り、栗東坂路を、4F51秒0-37秒1-12秒1の好時計で駆け上がった。高野師は「ストレスなく伸び伸びと走れていた。状態は言うことない」と重賞初制覇へと力を込める。
昨年秋の
メルボルンCで世界の強豪相手に2着と好走した
ワープスピード。前走
ダイヤモンドSは4着に敗れはしたものの、海外遠征帰りの一戦で改めて高い長距離適性を示した。叩き2戦目でさらに前進する。
万葉Sを制し、充実一途の
ゴールデンスナップも侮れない存在だ。
提供:デイリースポーツ