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【金鯱賞】クイーンズウォーク 30年ぶり牝馬V! 95年サマニベッピン以来8頭目の快挙

スポニチ
  • 2025年03月17日(月) 05時20分
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 中京のG2「第61回金鯱賞」はクイーンズウォークが同レース30年ぶりとなる牝馬Vを飾った。

 タフな馬場もお構いなしに牡馬を一刀両断した。クイーンズウォークが直線、ホウオウビスケッツとの追い比べを制し、95年サマニベッピン以来、30年ぶり8頭目となる牝馬Vのゴールへ。昨年クイーンC、ローズSに続く3度目のタイトル奪取に成功。引き揚げてきた川田はパートナーの肩をなでて「しっかり届いてくれて、ありがたいと思います」と笑みを浮かべた。

 重馬場の中、デシエルトが大逃げを打って前半1000メートルは58秒2のハイペース。3番手追走から直線入り口では前との差が8馬身ほどあったが鞍上に焦りの色は皆無で冷静にエスコートした。「この馬は自分で進むことを選択したので、この馬場を考慮して気持ちを尊重しました。自分のリズムで最後まで走り切ってくれた時に、一番前に出てくれたらと思って乗っていました」と振り返る。

 パートナーの力を信頼してゴール前、懸命に手綱をしごき、先に抜け出したホウオウビスケッツの外を力強く伸びて鼻差で勝ち切った。川田は中京芝2000メートル重賞騎乗機会8連勝と驚異的な記録を継続中で金鯱賞は僚馬プログノーシスの連覇を合わせ、3年連続5勝目。「元々のポテンシャルが高く、凄くいい馬体と背中。G1ではなかなか結果が出ていませんが、牡馬相手にしっかりやれるということを示してくれたので、これから先も楽しみです」と期待を膨らませた。

 小倉牝馬S6着でひと叩きし、2走目できっちり結果を出した。川田と同様に中内田師も3年連続の金鯱賞Vで4勝目。「力の要る馬場になって競馬の前は心配したけどジョッキーがうまく乗って、馬がそれに応えてくれました」と人馬を称える。伸びしろをたっぷり残した4歳馬。「中身が詰まって、サイズ的に立派になってきましたね。前走がプラス10キロで今回そのままの体重(534キロ)で出られたのは体の成長かな」と変化に目を細めた。同厩舎に所属し、20年朝日杯FSを制した半兄グレナディアガーズに続き、自身もG1獲りを期す一年になる。

 ◆クイーンズウォーク 父キズナ 母ウェイヴェルアベニュー(母の父ハーリントン)21年3月14日生まれ 牝4歳 栗東・中内田厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績9戦4勝(重賞3勝目) 総獲得賞金1億9064万円 馬名の由来はロンドンのランベスブリッジとタワーブリッジ間の遊歩道。

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