2歳重賞勝ち馬の
パンジャタワー(牡3、栗東・
橋口慎介厩舎)と
トータルクラリティ(牡3、栗東・
池添学厩舎)の2頭が、
ファルコンステークス(3歳・GIII・芝1400m)で重賞2勝目を目指す。
ファルコンSには大挙26頭が登録しているが、重賞勝ち馬は2頭だ。
パンジャタワーは昨年の
京王杯2歳Sの勝ち馬。続く
朝日杯FSは4番人気で12着に沈んだが、敗因は距離の可能性が高く1400mに戻る今回は巻き返しが期待できる。もう1頭の
トータルクラリティは同じく
新潟2歳Sの覇者。こちらも前走は
朝日杯FSで13着に大敗したが、道中で力んでいた。そういった意味で距離短縮は大きなプラスだろう。
ただ、2頭には気になるデータもある。01年にレース名が
ファルコンSとなって以降、既に
JRA重賞を勝っていた馬は27頭が出走して【0-7-3-17】の勝率0%、連対率26%。最近では21年に
朝日杯FS覇者の
グレナディアガーズが2着に健闘しているが、意外にも勝ち馬が1頭も出ていないのだ。
パンジャタワーと
トータルクラリティは逆風データを跳ね返し、2つ目のタイトル獲得となるか。春の大舞台に向けて、さすが
タイトルホルダーと思わせるレースを期待したい。