◆第39回フラワーC・G3(牝馬限定、3月22日、中山競馬場・芝1800メートル)
大舞台を見据えて賞金加算を狙う3歳牝馬が争う一戦。今年も素質馬や血統馬が顔をそろえた印象だ。そのなかで
ショウナンサムデイ(牝3歳、美浦・
奥村武厩舎、父
サートゥルナーリア)は、昨年8月の札幌で初勝利を挙げた後、牡馬相手だったアイビーS(4着)、
葉牡丹賞(6着)と近2走は振るわないが、秘める素質は侮れないとみる。母は15年の
ジャパンCを制した
ショウナンパンドラ。もともと陣営が
オークス(5月25日、東京)向きと評価していた好素材だからだ。
前走後は3か月半の休養でしっかりと立て直して、順調にきているのは大きい。
奥村武調教師が「もうちょっと肉体的にたくましくなってほしい思いはありますが、しっかりと疲れは取れているし、前回とは中身も違うと思う」と、期待を寄せているのは見逃せない。美浦・Wコースでの1週前追い切りでも、併せ馬でバネの利いた走り。巻き返しを期待したい。(坂本 達洋)
スポーツ報知