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ファルコンS・G3」(22日、中京)
7F戦であれば負けられない。新馬-京王杯2歳Sと連勝を決めた
パンジャタワーだが、4番人気の支持を受けた朝日杯FSでまさかの12着に大敗。手応え良く直線に向いたものの、自慢の末脚は不発に終わった。
「あの日の京都は少し変なところがあった馬場で、内枠が有利でした。外枠で外を回らされた分もあったと思います。ただ、やはり距離も長かったかもしれませんね」と振り返った橋口師。対応可能と見込んでの参戦だったが、結果的にあの段階ではマイルは長かったと言わざるを得ない。
陣営は前走後すぐに始動戦をこのレースに定めた。重賞Vを決めた時と同じ、左回りの7F戦。この舞台であれば能力を最大限に発揮できるという判断だ。レース1カ月前に帰厩させると、順調に調教メニューを消化。12日の1週前追いでは、栗東CWで6F77秒7という驚異的な時計をマークした。またがった新コンビの藤岡佑は「2週続けて乗りましたが、先週より(調子が)上がっているのを感じました。力のある馬で、楽しみです」と大きな期待を寄せた。
「まだ緩さはあるけど、体が大きくなっていて成長も感じます。スピードがある馬ですし、ここはしっかりと結果を出したい」と指揮官は重賞2勝目をにらむ。ここを
ステップに、次はNHKマイルC(5月11日・東京、芝1600メートル)が本線。マイルでも戦えると納得できるような勝ち方で、始動戦を白星で飾ってみせる。
提供:デイリースポーツ