◆第62回
愛知杯・G3(3月23日、中京・芝1400メートル)
昨年の
オークス6着馬
スウィープフィートが、第62回
愛知杯・G3(23日、中京)で10か月ぶりに戦列復帰する。
見事な末脚で
チューリップ賞を制し、
桜花賞でも4着と、24年の牝馬3冠戦線では上位の存在だった。しかし、夏負けが響いて
秋華賞を回避。再度放牧に出され、立て直しを図った。今回は2月末に帰厩。庄野調教師は「帰ってきてからは順調にきている」と強調する。
1週前追い切りでは、栗東・坂路で51秒0―12秒2の自己ベストを出した。庄野師は「休み明け感がある。まだちょっと、動きは重たいかな」と慎重な
ジャッジ。それでも「口向きの難しさは解消された。体は20キロぐらい増えていて、背丈も伸びた。幅も出て、馬体は大きくなっている」と心身両面での成長を認める。
今回は、デビューから5戦連続で手綱を執っていた永島とのコンビが、約1年1か月ぶりに復活する。重賞初Vとなった
チューリップ賞から3戦続けて
武豊が騎乗していたが、指揮官は「(永島が)もともと乗っていた馬だしね」と、信頼は揺るがない。「(先週の)この追い切りで上向いてくれたら。本来はもう少し距離はあった方がいいが、左回りは問題ない」。ここから、再びG1の晴れ舞台を目指す。(水納 愛美)
スポーツ報知