東西4重賞を網羅するバラエティー豊かな高野厩舎。
JRA重賞1日2勝は過去に17人(21例)の調教師が達成。連日となれば大快挙となる。日曜中京の
愛知杯は
シングザットソング。当重賞は昨年まで年明けに組まれていた芝2000メートルの牝馬限定重賞が3月に移り距離も1400メートル戦に短縮された。3歳時に
フィリーズレビューを制し「ベストは1400メートル」(高野師)の同馬にとっては願ってもない条件変更となった。
近走は自在性を生かした脚質に回帰。「やめるところがあったので、しばらく後ろから行かせていたが、今は充実している」。僅差で敗れるレースが続くが、「勝ち切るには運も必要なタイプ。騎手の立ち回り一つ」と一発を狙っている。
同日の
阪神大賞典には
ショウナンラプンタを送り込む。「競馬での走りが様になってきた。積み重ねでメンタルが成長した分だと思う」とこちらも充実期を迎えた。土曜の3歳重賞に出走する2頭は抽選対象。
ファルコンSの
チューラワンサは「レース前に冷静さを失って力を浪費してしまう」と課題が明確。フラワーCの
ハギノピアチェーレは新馬戦Vから「元々持っているフットワークに力がついた」と上積みが見込める。週末は高野厩舎の精鋭4頭が各者各様の輝きを放つ。
スポニチ