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【フラワーC】レーヴドロペラ 重賞Vの期待!加藤士師「牡馬相手に戦った経験が生きてくれれば」

スポニチ
  • 2025年03月19日(水) 05時30分
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 今週の土曜中山メインは3歳牝馬戦の「第39回フラワーC」。04年ダンスインザムードや06年キストゥヘヴンが当レースを制覇して桜花賞馬に輝くなど、クラシックにつながる重要なレース。混戦模様の牝馬戦線に名乗りを上げるのが好調ホープフルS組から参戦するレーヴドロペラ。強敵牡馬相手にもまれてきた経験を武器に重賞初Vを狙う。

 ホープフルS組がアツい。3着ファウストラーゼン弥生賞ディープインパクト記念、11着マスカレードボール共同通信杯、13着ピコチャンブラックはスプリングSを制覇。当然、紅一点で挑みマスカレードボールピコチャンブラックに先着した8着レーヴドロペラにも注目が集まる。加藤士師も「強いメンバーが集まった中でよく走ってくれた」とハイレベルな一戦を高評価。重賞級の能力は疑いようがない。

 ここまで5戦全てが牡馬混合戦。新馬戦は出遅れが響き9着に敗れたが、続く未勝利戦では10番人気の低評価を覆し鮮やか差し切り勝ちを収めた。初の重賞となった札幌2歳Sは後方からジリジリと脚を使って好素質馬相手に5着と健闘。前々走の芙蓉Sでは早めに進出から2着と強い内容だった。「牡馬相手に戦ったその経験が生きてくれればいいね」。牝馬同士なら負けられない。

 前走後はしっかり休養して心身ともに成長。「緩かったトモの具合も良くなってきたし、精神面も大人になってきた」と師も確かな上昇を実感する。レベルアップが感じられたのがWコースでの1週前追い。鞍上の指示にしっかり従い、パワフルな動きを披露。重い馬場にもかかわらず、自己ベストに迫る5F65秒7の好時計をマークし好調ぶりをアピールした。

 舞台は中山芝1800メートル。「中山には適性があるはず。距離も問題ない」と師は条件に自信をのぞかせる。10年の阪神JFを制したレーヴディソール青葉賞Vのアプレザンレーヴ(09年)、レーヴミストラル(15年)などを近親に持つ良血。名門レーヴ一族に新たな勲章を加える。

《加藤士厩舎、牝馬が特別戦で活躍!単勝回収率277%》加藤士厩舎は牝馬が特別戦で好成績を収めている。開業以来通算74戦で単勝回収率は277%、複勝回収率128%。23年京王杯2歳Sではコラソンビートが厩舎初の重賞V。次走の阪神JFを3着、続くフィリーズレビューでは2着に入った。昨年の紫苑Sをレコードで制したクリスマスパレードは、今年の中山牝馬Sでも3着に好走した。

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