「フラワーC・G3」(22日、中山)
いきなりの重賞チャレンジに胸が高鳴る。
エピファネイア産駒
ジョスランは、昨年暮れの新馬戦を楽勝でクリア。21年
皐月賞、
天皇賞・秋、
有馬記念を制した
エフフォーリアが全兄にいる好素材に、鹿戸師も期待を隠さない。兄の主戦を務めた横山武とのコンビ。デビューから無傷2連勝で一躍スターダムに駆け上がるか注目だ。
偉大な兄の背を追う。
ジョスランは、全兄にG13勝で21年の
年度代表馬に輝いた
エフフォーリアがいる良血
エピファネイア産駒。鹿戸師も「雰囲気はお兄さんに似たところがありますね。前向きで一生懸命なところなどそっくり。馬体も兄に近づいています。だけど、エフはこんなにスピードがあったかな(笑)」と目を細める。
昨年12月の中山デビュー戦は2馬身半差をつける完勝劇。逃げてメンバー最速の上がり3F33秒7でまとめる完璧な内容だった。指揮官は「初戦は抑える競馬を練習したかったんだけど、スピードの違いで逃げる形に。こちらの思っている以上の走りだったね」と評価する。「逃げなくても折り合えそうだし、距離も持ちそうだよ」と、大目標の
オークスに視線を向けている。
中間は放牧を挟み、順調に調整が進んでいる。1週前は美浦芝コースで軽快な走りを披露。5F63秒7-36秒2-11秒8の時計に、鹿戸師は「スムーズに折り合えていたね。体重は変わらないけど、筋肉が増えてだいぶ立派になった」とうなずいた。
キャリア2戦目での重賞挑戦。「経験が少ないのがどうかだけど、能力は相当なものだと思っている」とトレーナーの期待は大きい。デビュー戦に続き、鞍上は兄の主戦を務めた横山武。2連勝で3歳牝馬路線の新星に名乗りを上げる。
提供:デイリースポーツ