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ファルコンS・G3」(22日、中京)
初のG1はペースに泣いた。朝日杯FSで9着に終わった
ニタモノドウシが巻き返しを狙う。
名手ムーアを背に挑んだ前走。スタートはバッチリだったが、ペースが想定外だった。前半の2F目こそ10秒8を刻んだが、5F目までは1F12秒台とマイル戦にしては緩い流れ。それまで難を見せたことがなかった折り合いを欠き、掛かってしまった。直線では伸びを欠き不完全燃焼に終わった。
前走について高木師は「引っ掛かるとは想定していなかった。折り合いは心配ない馬だったので。ペースが、どスローでしたしね」と苦笑い。1200、1500メートルで2連勝を飾っただけに「そういう意味で距離短縮は良いと思っています」と1Fの短縮を歓迎する。
中間は放牧でリフレッシュ。3月上旬の帰厩から美浦坂路とWで乗り込んできた。高木師は「現時点で10キロくらい余裕がありますが、輸送で絞れると思います。ここを目標に、順調に仕上がっています」と合格点をつける。
今回は初の中京、左回りと克服すべき点はあるが、過去3戦全て異なる競馬場を走ってきた経験が生きそうだ。2戦目に札幌のタフな洋芝でレコードをマークしたスピードを見せつける。
提供:デイリースポーツ