ゴーソーファーが降りしきる雨を鋭く切り裂いた。Wコースでの最終追いは
アルドール(4歳2勝クラス)を1馬身半追いかける形でスタート。道中はリズム重視でゆったりとしたラップを刻んだが、直線が圧巻だった。悪化した馬場をものともせず、馬なりのままラスト1F11秒4をマーク。僚馬と楽々、併入した。
1週前追い切りに続き2週連続で手綱を取った津村は「先週は重たかったけど今日はいい感じ。一段上がっていい動きでした」と好感触。動きを見守った手塚久師も「先週しっかりやって今週はいつも通り。調教をしっかりやらないとダメなタイプで、やりながら良くなっています。出来は前回と同じくらいかな」と好調キープをアピールした。
前走の1勝クラスは7番人気の低評価を覆し、豪快な差し切りV。のちに
弥生賞ディープ記念で3着に入る
アロヒアリイを破った。鞍上が「まだ未完成だが、それでもいい決め手を持っている」と素質を評価すれば、トレーナーも「前走みたいな脚をまた使えたら本物だね。相当走るな、と思えるよ」と再度の激走に期待。
フォーエバーヤング藤田晋オーナーの“隠し球”が大目標
オークスへの道をつなぐ。
スポニチ