武豊騎手=栗東・フリー=が3月20日、愛知県・
武豊(たけとよ)町の中央公民館で行われた「
タイムカプセル35」の開封式に参加した。同騎手は20歳だった1989年10月に合併35周年記念事業として、同町と同じ名前という縁で一日町長として封入式に来町。
武豊町役場の中庭に
タイムカプセルが埋設され、今年は70周年記念事業として開封イ
ベントが行われた。
「『たけとよ』と書いて
武豊です」と冒頭であいさつした
武豊騎手。質問コーナーでは会場から次々と鋭い質問を受けていた。「今まで乗った馬で一番強いと思った馬は。
ディープインパクト以外で」の質問で挙げたのは
サイレンススズカ。古馬になって逃げ馬としての
スタイルを確立した快速馬に、レジェンドは「すごい名馬にたくさん乗せてもらって、比較できない、分からないというのはありますが、印象深いという意味で、可能性を考えると
サイレンススズカです。もしかしたら、もっと強くなれた思うし、すごい馬だったという思いはずっとあります。一緒に(4歳以降も)海外のレースに行きたかったという思いは、すごく残っていますね」と振り返った。
サイレンススズカは影さえも踏ませないと言われたスピードで、ファンに愛された快速ホース。
武豊騎手とのコンビでは、1998年の
金鯱賞で大差をつけて逃げ切った。同年の
天皇賞・秋のレース中に故障し、悲運の死を遂げた。
スポーツ報知