重厚な差し脚がよみがえるか。昨年
チューリップ賞を制した
スウィープフィートが約10カ月ぶりに復帰する。
桜花賞4着、
オークス6着と健闘し、秋競馬に備えたが、夏負けが響いて無理せず放牧。じっくり立て直し、今年の始動戦に挑む。鞍上は5度手綱を取った
永島まなみ(22=高橋康)に戻る。約1年1カ月ぶりの再コンビが決まり「めちゃくちゃうれしいです」と飛びっきりの笑顔がはじけた。
前3走は
武豊が騎乗し、もちろん映像でチェックした。「
武豊さんが乗られた時の話はいろいろ聞きました」。自身の騎乗で行き届かなかった部分に気付き、そのピースを少しずつ埋めていく。それが今回の焦点だ。
今年デビュー5年目。先月は公私含めて初の海外、サウジアラビア遠征を経験し、得るものは大きかったはず。
ステップアップの過程に昨年
マーメイドS(
アリスヴェリテ)に続く2度目の重賞Vチャンスがやってきた。「
オークス以来ですが問題なく来ていると聞いています。しまいは確実だし、いいコースを探していきたい」。
初の芝7F戦に対する不安はない。むしろ前が速くなりそうで展開は向く。成長している人馬のコンビ再結成が尾張に春の到来を告げる、すがすがしい風を吹き込む。
スポニチ