ピンクのド派手な勝負服から“Mr.PINK”の愛称で親しまれてきた
内田利雄騎手(63)=浦和・藤原智=の引退セレモニーが21日、
浦和競馬場のウイナーズサークルで行われた。
1978年10月に宇都宮競馬でデビュー。31日で46年余のジョッキー生活にピリオドを打つが、地元開催最終日となるこの日がラス
トライド。4鞍で2、6、2、3着と白星はなかったが、
地方競馬通算2万6021戦3613勝(うち2000年
東京盃・Jpn2など地方重賞80勝。他にJRA=重賞1勝を含む3勝。海外=韓国・マカオで重賞3勝を含む158勝)と輝かしい実績を締めくくった。
「特技はファンサービス」と言ってきたMr.PINK。最後は集まったファンへ“ミニライブ”のプレゼントだ。かつて
リチャード・ピンクとして、栃木県出身の
ロックバンド「ひまわる」にヴォーカルで参加していた時のオリジナル曲「あかね」などを熱唱した。
「こんな幸せなジョッキー人生はない。晴れ晴れとした気分。応援ありがとうございました」とあいさつすると、いつまでも拍手は鳴り止まなかった。4月からはNAR
地方競馬教養センター(栃木県那須塩原市)の教官として騎手候補生を育成する。“第二、第三のピンク”が競馬場に戻ってくる日が待ち遠しい。
提供:デイリースポーツ