競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
16日のス
プリングSは2番人気の
ピコチャンブラック(牡)が好位追走から3角で早めに先頭に立ち、そのまま押し切った。
ホープフルS13着からの巻き返しに成功し、管理する美浦・
上原佑紀調教師とともに重賞初制覇を決めた。関西馬で上位に来た3着
キングスコール(牡、矢作)、4着
マテンロウバローズ(牡、昆)は道悪が影響した感があり、良馬場で見直したい。
デビュー3連勝で
ホープフルSを制し、
JRA賞最優秀2歳牡馬に輝いた
クロワデュノール(牡、斉藤崇)が13日に栗東へ帰厩した。今後は
皐月賞(4月20日・中山、芝2000m)へ向けて、調整を進めていく。
今回はその斉藤崇厩舎に入厩予定の2歳馬2頭を紹介したい。
ベレシート(牡、父
エピファネイア)は女傑
クロノジェネシスの初子。師は「馬体にボリューム感があって、とても良さそうです。現在は牧場で順調に乗り込んでいますが、調教にまたがっている人は母の調教パートナーでもありましたので、特徴をよく分かってくれていると思います」と現状を伝えた。
ジェラルディーナの半妹
アルジェンテーラ(牝、父
ドレフォン、
母ジェンティルドンナ)も好感触。「
バランスが良くて、きれいな馬ですね。現状、前のさばきに若干硬さはありますが、これから良くなってきそうです」と今後の成長を期待した。(馬サブロー栗東支局・塩手)
提供:デイリースポーツ